一般小児診療

CHILD CARE.⼩児診療について

発熱や咳、下痢や嘔吐などの胃腸症状に対し、血液・尿検査、咽頭・鼻腔・便などによる迅速検査、レントゲン・エコ-画像検査による診断を行います。

使用する医療機器① 使用する医療機器②

さらに精査が必要な場合や入院加療が必要な場合には、適切な診療科、近隣病院へ紹介いたします。
湿疹、おねしょ、便秘などなかなか治らない症状については、環境・食事・ケアの仕方などをお聞きし、お子さんに合った方法を一緒に考えていきます。必要であればお薬をだして症状が改善するかフォローしていきます。

画像:小児科診療についてイメージ

受診のタイミングについて

発熱

こどもはもともと体温が高く、37.4度までは平熱であると判断することが多いです。
38度以上あっても食欲は少しおちていても水分をしっかりとれているなら3日目くらいで解熱してくることが多いので3日目くらいまでは元気であればお必ず受診をする必要はない場合が多いと思います。
ただし例外があり以下のケースに当てはまる場合は、重篤な病気が隠れていたり、重症化する可能性が高く、入院の可能性を考えながら経過を見る必要があり早期の受診が必要です。

【画像】受診のタイミングについて

5か月未満の赤ちゃんの発熱

ミルクを飲めて一見元気でも、髄膜炎や肺炎など重症化への進行が早い月齢ですのですぐ受診が必要です。

年齢にかかわらず水分もとれているが5日目になっても解熱傾向がない場合

1日のうちに熱が下がる時間があってもまた37.8度を超える発熱が認められる日が4〜5日続く場合は、普段の風邪症状と判断してよいのか熱の原因検索と治療の変更が必要かを判断する必要があり、受診が必要です。

熱の高さ(たとえ微熱でも)・年齢にかかわらず、水分も取らずに一日中ずっと寝ている・ぐったりしている

こどもは基本動き回るものです。トイレで排尿排便できるようになった子はしんどくてもトイレで用を足すのが普通です。ぐったりして動かない乳幼児・トイレに行けない位ぐったりで布団で排尿、排便があった、やっとたどりついたトイレで倒れてしまった学童は異常です。原因は何か・命の危険はないか判断する必要があります。すぐ受診が必要です。

ずっと続く下痢・軟便

胃腸炎にかかったら下痢や軟便はなかなか治らないのが普通です。長いお子さんでは普通便にもどるのに1か月くらいかかる場合もあります。
元気で嘔吐もないのであれば塩分とミネラル、糖分の入った十分な水分をとり、食事療法で自然に治癒するのを待つしかありません。食事は嘔吐が収まればいつも食べている食事に戻したほうが下痢を長引かせない様です。ただい脂肪の高い食事はさけてください。

頻回に水様下痢をし,1回の量がおむつからあふれるくらい多い時、あるいは飲ませても嘔吐してしまうなど口からとるより下痢で出ていく量の方が多い場合

脱水の危険があり受診が必要です。

ずっと続く鼻水・鼻閉

鼻水がずっと治りません,なおしてください。乳・幼児をお持ちの親御さんから一番多い要望です。実は一番難しい要望です。理由がアレルギーであれば薬で軽減させることはできますが、乳幼児の鼻水の大半は感染症です。体の防衛反応として起こっているので必要な反応であり特効薬もありません。
鼻を自分でかめない間は鼻吸引などでの対処しか在りません。
鼻風邪から中耳炎や副鼻腔炎(ちくのう)にならないようにすることが大切です。
ずっと口が開いて口呼吸がつづいている、鼻閉で眠れない、耳を痛がる、耳が聞こえにくいなどの症状がありましたら受診してください。

REFERENCE.参考記事

小児科学会監修です。分かりやすくまとまっていますので、ぜひ参考にしてください。

お子さまの急な発熱・下痢などの病気

年齢別・症状別にまとめてあります

バナー:こどもの救急

出典:公益社団法人 日本小児科学会

子供の事故と対策

字数が多いですが年齢別で起こりやすい事故、間違って飲んでしまったものの緊急対処方法、自宅で起こりやすい事故を防ぐ取り組み、心肺蘇生法など盛りだくさんな内容です。お子さまがうまれたら一度は読んでおいてほしいことが載っています。

日本小児科学会HP

出典:公益社団法人 日本小児科学会